【薬剤師転職】転職回数が多いと不利?何回ならセーフ?現役薬剤師が解説。2023年2月更新

薬剤師転職
女性薬剤師
女性薬剤師

転職したいのですが、転職回数が多くうまくいくか不安です。

注意点があれば教えてください。

男性薬剤師
男性薬剤師

転職3回目だけど、薬剤師のみんなはどのくらい転職してるの?

以上のような転職について考える薬剤師の質問にお答えします。

 

私は就職した職場がブラック病院で、毎日のような長時間サービス残業に苦しんでいました。

若いうちからすぐ転職したら印象悪いし、自分が悪いのかと責めたこともありました。

 

しかし、現在は勇気を出した転職によって、やりがいがあり、給料が良く、残業のない職場に就くことができました。

そこでここでは、転職の際のコツと使用したコンテンツを紹介します。ぜひお役に立てればと思います。

薬剤師の転職回数の実際

厚生労働省の平成27年転職者実態調査の概況によると

転職者がいる事業所の割合は

1位「情報通信業」48.7%

2位「運輸業・郵便業」48.5%

3位「医療・福祉」45.3%

医療福祉の従事者全体としては転職者は多いと考えられますが、薬剤師はどうなのでしょうか。

薬剤師の転職の実態

エムスリーキャリアの薬剤師転職実態調査を参照にしています。

①年代別転職回数

参考資料データをもとに表にしました。
30代で93%は1回以上転職を経験し、50%は2回以上転職していることがわかります。

30代となると結婚・出産・育児等のライフイベントによる退職が多いといったところでしょうか。

ただ、4回以上となると年代は40代・50代であり、60代では逆に転職割合は少なくなっています。

 

②初めての転職は何年目?

転職者全体の8%は1年目で初の転職、20%が2年目で転職を経験していることがわかります。

3年目以降減っていきますが、早期転職は珍しいことではないと理解できます。

 

転職回数が多いのは不利か

転職回数が多いデメリット3点

  • 採用担当に「仕事に熱心ではない人かな」、「またやめられてもこまるな」とマイナスの印象を与えることがある。
  • 同時期に転職回数少ないライバルがいた場合は採用されにくくなる可能性がある。
  • 待遇が良くないことがある。

女性に関しては転職先にも寄りますが、結婚・出産、育児等のライフイベントを考慮されやすく、男性よりは許容されることが多いようです。

 

人事担当は「長期で活躍してくれる人」を採用したいと考えています。試験や面接では転職理由をデメリットに感じさせない工夫が必要です。

 

薬剤師免許のみでは転職が難しくなる時代がもうすぐ

ひと昔前までは薬剤師不足と言われておりましたが、

薬科大の増設に伴い、薬剤師が増えてきています。

つまり、薬剤師免許+専門資格あると、必要とされる人材として見られます。


(薬剤師の専門資格については、今後別記事にまとめて添付いたします。)それまでは下記参照してください。

マイナビ薬剤師の「薬剤師の資格」一覧

転職業種によっては影響が少ないこともある

薬局・ドラッグストアは人材不足が継続している状況であり、転職回数に対しても寛容なことが多いです。


病院は、慢性期病院・療養型病院であれば採用率は高いですが、急性期病院に関してはキャリアを重視されるためをなり難易度が高くなっています。

転職回数多い場合のポイント

男性薬剤師
男性薬剤師

転職回数多い場合は不利になるでしょうか。

どのように転職理由を答えるべきでしょうか?

面接での転職理由の答え方


上で記載したように「年収UPしたかった」「社風が合わなかった」「対人関係が苦痛でした」では印象が悪いため、

本心であっても面接で言わないでください

転職理由の3つのポイント
  • なりたい薬剤師像に向かう過程で転職は必要であったことを説明する。
  • 前職の不満、悪口を言わないこと。
  • 自分が会社にどんな貢献ができるかを説明する。(自分を雇うメリットを説明する)

 


(面接については別記事に記載し添付いたします。)

【回答例付き】薬剤師転職の面接で問われること4選

薬剤師転職エージェントを利用する

転職サイトのエージェントに頼るメリット4点
  • 希望に沿う転職先探しを丸々依頼できる。
  • 履歴書の記載方法等の相談もフォローしてくれる。
  • 面接の練習をしてくれるサイトもある。
  • 客観的なアドバイスをもらえる

希望に沿う地域、年収、業種などすべて考慮して転職先を探してもらえるのは助かりますよね。

自己PRの記載で悩んだとしてもアドバイスをもらえるため、自信をもって書類を提出できます。

薬剤師転職エージェントの実体験


私の妻の話ですが、育休明けに薬局から「育休中に正社員を2名雇ってしまったので、戻るところが遠い店舗にしかない」と言われ事実上の解雇扱いとなりました。。。。

転職サイト「マイナビ薬剤師」に登録し、育児しながらで、休み取りやすい、子供について理解のある職場を探し始めました。

すると、1週間後には3,4件の提案をしてくださり、2週間後には年休120以上、残業夜勤なし、8時半~17時の正社員、ボーナス4.3ヶ月分年3回、の素晴らしい案件を知ることができ、無事転職できました。本当に感謝しております。ありがとうございました。

まとめ

  • 薬剤師の転職回数は全体的に2~3回ほどであり、早期転職も珍しい事ではない
  • 転職回数が極端に多いのは不利(4~5回以上)。しかし転職先によっては寛容なこともある。
  • 転職するなら転職理由をポジティブに変換し、マイナスな印象を避ける。
  • 薬剤師転職エージェントは職場探し、面接対策、自己PRアドバイスもしてくれる

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