【2023年更新】医療統計の読解におすすめの本・勉強本を紹介。「医学統計の基礎のキソ」医師・薬剤師・看護師向け

おすすめの本・勉強法

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sakaguchi
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この記事を読むメリット

  • 「医療統計の基礎のキソ」の本の感想・レビューを知る
  • 自分の勉強にこの本が向いているか理解できる
  • 買うべきかそうでないか判断できる
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統計の勉強本「医療統計の基礎のキソ」とは・・

統計の「読み方」を勉強するための本

医療統計を「使う」ための本はたくさん置いてあるのに、医療統計を「読む」ための本は非常に少ないのが現状です。

◎以下の方にはおススメです

・医療統計の解釈のしかたを復習したい人

・論文を書かないけど、読むことが多い人

・医療統計の勉強し始めた人

逆に言えば、論文発表のために統計を行いたい人には不適切であると思います。

3巻編成となっている

1巻「まずは統計アレルギーを克服しよう」:P値や信頼区間といった用語の定義をわかりやすいく説明

2巻「結果の解釈ができるようになろう」:観察研究・介入研究。相対危険度やオッズ比について

3巻「研究の質を評価できるようになろう」:統計を適切に判断するための解釈方法・エビデンス研究について

理解度に応じて購入する巻を選択できるようになっています

練習問題が各章にあり、理解を助ける

1巻、2巻、3巻の中でそれぞれ1~9章ほどに分かれており、各章の最後に練習問題がついています。

その練習問題を解くことで、読んだことがきちんと理解できたかどうかを試すことができます

sakaguchi
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皆さんも知っているとおり、問題を解くことは記憶の定着に最も効率的です。

「医学統計の基礎のキソ」で勉強した感想

イラストや画像が多い

統計の教科書は文字やグラフが多くなりがちであり、わかりにくいことが多いです。

しかし、この本はイラストや図解が多く採用されており、非常にわかりやすさ重視で作成されています。

そのため、統計本であるのにも関わらず、本当にスラスラと理解できる一冊であったと思います。

sakaguchi
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統計本に拒否反応があった私でも、本当にわかりやすいのでスラスラを読めました。

苦手意識ある方にこそおすすめの一冊です。

分かりやすい例を提示してくれる

統計学では、どんな人を対象に、どんな群に分けて、どんな差を比較されている、のかを常に考えなければなりません。

さらに、結果の解釈もについても、その差が示しているものは何なのかがわからなくてはなりません。

この本では、そんな「わかりにくさ」の1つ1つについて「わかりやすい図解」を載せてくれています。

医療統計の基礎のキソ 2 筆者撮影

毎回このような図解と一緒に理解することができたので、とても助かりました。

練習問題で復習できる

各章の最後に練習問題を載せてくれています。

理解できたつもりになっていた部分を復習でき、とても有用でした。

また、問題でさらに理解できることが多く、「このことだったのか」と記憶に定着させることができたと思います。

医療統計の基礎のキソ 2 筆者撮影

まとめ

統計を「読み」たい人にはおすすめ

医療統計を「使う」ための本はたくさん置いてあるのに、医療統計を「読む」ための本は非常に少ないです。

そのため、「統計を読む」能力を高めたい人には全員にお勧めできます。

3巻編成のため、実力に合わせて購入できます。(筆者は全巻を購入しました。)

統計を「書き」たい人には不十分

統計を使いこなして、論文を書きたいと考えている人には、おすすめしません。

世の中には統計を「書く」ための本がたくさんありますので、そちらを探すことをおすすめいたしまします。

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