ジャーマンカモミールのフレッシュハーブティーはどのくらいの量が必要か。淹れ方など詳しくお話ししたいと思います。フレッシュハーブティーとドライハーブティーの違い、そして美味しいティーの淹れ方をご紹介します。
カモミールのティーの淹れ方
フレッシュハーブティーの淹れ方
- 材料の準備:
- フレッシュなジャーマンカモミールの花:大さじ2杯(約10〜12個の花)★個人的には20個程度がおすすめです★
- 熱湯:250ml
- ティーポットまたは耐熱のカップ
- お茶パック(あれば)
- 花の準備:
フレッシュな花を丁寧に水で洗います。農薬や汚れがついている場合もあるので、しっかりとすすぎます。 - ティーポットの準備:
ティーポットを事前に温めておくと、カモミールの香りがより引き立ちます。ティーポットにお湯を入れて温め、そのお湯を捨てます。 - ティーを淹れる:
洗ったカモミールの花をティーポットに入れます。お茶パックがあれば花を入れて、パックをティーポットに入れます。熱湯を注ぎ、蓋をして約5〜7分間蒸らします。この間にカモミールの香りと風味が引き出されます。 - ティーを注ぐ:
蒸らし終えたら、ティーポットからカップに注ぎます。
実際に淹れた写真はこちら↓
おまけ:フレッシュハーブティーの場合は、2番だしでもよく出ます。そのため、是非もう一度注いで違いを楽しんでみてください!
フレッシュハーブティーとドライハーブティーの違い
フレッシュハーブティー
フレッシュなカモミールティーは、その鮮やかな黄色とりんごに似た爽やかな香りが特徴です。フレッシュな花を使うことで、より軽やかでフレッシュな風味が楽しめます。ティーの色味は淡い黄色で、見た目も非常に美しいです。また、フレッシュハーブは栄養価が高く、抗酸化作用やビタミンが豊富に含まれています。
ドライハーブティー
一方、ドライカモミールティーは濃厚で深みのある味わいが特徴です。乾燥させることで成分が凝縮されるため、香りも一層強くなります。色味は少し濃いめの金色で、落ち着いた印象を与えます。ドライハーブは保存がきくため、長期間楽しむことができます。
カモミールの薬効と作用機序
薬剤師として、カモミールの薬効についても簡単にお話しします。
カモミールの主要成分であるアピゲニンは、脳に存在するGABA受容体に作用し、神経の興奮を抑えることでリラックス効果を発揮します。これにより、不安やストレスを軽減し、安眠を促進します。
また、カモミールには抗炎症作用もあり、胃腸の不調や肌の炎症に対しても効果的です。抗酸化作用により、老化の原因とも言われる活性酸素を除去し、健康を維持する働きがあります。抗菌作用も持っており、風邪や感染症の予防にも役立ちます。
まとめ
ジャーマンカモミールティーは、その美しさと香り、そして豊富な薬効で、日々の生活に癒しをもたらしてくれます。フレッシュハーブティーとドライハーブティー、それぞれの魅力を楽しみながら、ぜひその素晴らしさを味わってください。自然に触れ、カモミールティーを楽しむことで、心身ともにリフレッシュできること間違いなしです。
次回は、他のハーブとのブレンドティーを紹介します。